はじめての三宅島めぐり
先日三宅島に行ってきました。
準備の段階で三宅島に行った方々の旅行記を拝見し参考にさせていただいたので、私も備忘録がてら記録しておくことにしました。
三宅島に行くことになったきっかけ
昨年、萩谷慧悟さん(萩ちゃん)のダイビングフォトブック『HORIZON』を購入しました。
伊豆諸島の島々は海が綺麗なことぐらいしか知りませんでしたが、これを読んで具体的に「三宅島」という島の特徴を知ることが出来、いつか行きたいなーと思うきっかけに。
その後、三宅島のドルフィンスイムのランディングページで萩ちゃんのコメントが紹介されているということで見にいったところ、憧れだったドルフィンスイムは夢のまた夢ではないんだということを知り、その場でドルフィンスイムについて調べて、さっそく三宅島に行くことを決めました。
ですが、ドルフィンスイムは船に乗っている時間が長いとのことで乗り物酔いしやすい自分は今回は見送り、ダイビングをすることにしました。
旅の準備
三宅島への行き方は船か飛行機。船の場合東海汽船のサイトからネット予約すると20%割引(繁忙期は15%)になるということで今回は往復船にしました。(2022/8現在)
また、船と宿とダイビングをそれぞれ別で予約しましたが、すべてまとめて予約できるツアーもあるので、まずはツアーを検索してみるのが楽かもしれません。
現地で行きたいところは三宅島観光協会のサイトやそこに載っていたガイドマップを参考にしました。もちろん『HORIZON』の冊子「三宅島めぐり」も。
↑ここから宿とレンタサイクルの予約をしました。宿は阿古地区でお願いしました。
0日目(出発当日)
21:30 竹芝のターミナルに到着
22:00 乗船
22:30 出航
大型客船橘丸
・船内には食堂や自販機あり
・夜行便は23:30に食堂閉店、船内消灯
・Wi-Fiはあるけどほぼ繋がらない
・行きは特2等船室 コンセントあり
・帰りは2等船室 定員10名くらいだけどどこの部屋も2〜3人しかいなかった
・悪天候でなければデッキに出られる
5:00 三宅島の三池港に到着
港は三池港、錆が浜港、伊ヶ谷港の3か所ありその日の海況によって決まるそうですが伊ヶ谷港になることは少ないそうです。
宿を予約した際に送迎と仮眠のお願いをしていたので、到着後はそのまま宿に送ってもらい仮眠してから朝ごはんをいただきました。
1日目
◎=萩ちゃんが撮影で訪れていた場所
※今回は、三宅島に来ることになったきっかけの『HORIZON』に関する情報も度々出てくるのでご了承ください。
まずは三宅島観光協会で電動自転車を借りてから出発。
土屋食品◎
のり弁を購入
富賀浜◎
三宅島観光協会からチャリで10分ぐらい。景色がよさそうだったので行ってみることにしました。
大路池◎
↓このマップの②が今回行った場所ですが、萩ちゃんが撮影で訪れてたのは対岸の③の位置です。後から現地の方に聞きましたが、②の方が池に降りるまでの道が険しいらしいので(めちゃくちゃ大変だった…)③から行くのがおすすめです。
メガネ岩
火山体験遊歩道◎
ところどころに噴火の様子や当時の状況を教えてくれる掲示板があり、目の前の溶岩と交互に見ながら自分にとっては身近ではない噴火を想像し、暑さも忘れて読み込んでしまいました。
ダイビング◎
午後はダイビング 釜の尻のポイントで潜りました。
色んな生き物に会えたのはもちろん、念願のウミガメに会えたのがうれしかったです。つかれたけど楽しかった~~ 海の中も綺麗な青だったなあ。
そして今回お願いしたダイビングショップはオーシャンクラブNo.3さん。
とにかく初心者OKのところにしたかったのと、ドルフィンスイムのページにも載っていて聞いたことある名前に親近感を持ち予約しましたが、萩ちゃんも撮影で訪れていたダイビングショップ兼宿泊施設でした。どうりで聞いたことあるはず。お店には『HORIZON』や萩ちゃんのサイン入りTシャツが飾ってありました。
お店の方もとっても優しくて気さくで丁寧に教えてくれるので、こちらにお願いして本当に良かったです。
沖倉商店(Cafe691)
泳ぎ疲れたので宿の近くのカフェでひといき。
いまはコロナでテイクアウトのみ、お店の外にベンチがあるので景色を眺めながらのんびりできます。
伊豆岬灯台◎
夕日を見に沖倉商店からチャリで35分くらいかけ伊豆岬灯台へ。きつい…!
坂というよりもはや山を登ってるかんじでした。真ん中ぐらいまできたところで進行方向にやばめの峠が見え、心が折れかけるもなんとか到着。
ベンチに座ってぼーっと海を眺めているとマダムに声をかけられました。さっきの沖倉商店で一緒だったようで、近くに停めてあるチャリを見て「自転車でここまで来たんですか?」と驚かれました。(なんか恥ずかしい)
どうやらお友達が三宅島に住んでおり、三宅島をアピールするためのお仕事で来ていたそうで、「三宅島に来たきっかけは何だったんですか?」とも聞かれましたが正直に答える勇気はありませんでした。情けない。マダム、三宅島をアピールするなら萩谷慧悟さんのフォトブックがおすすめですよ。
夕飯
宿に戻って夕飯を食べ、三宅島アイスのもうひとつ、明日葉アイスを食べたりしました。
2日目
七島展望台
雄山の中腹にある展望台へ。曇天…嫌な予感。今日も懲りずにチャリです。
出発前から山の上の方が曇っていたので案の定途中激しい雨に降られました。山の天気は変わりやすいですね。
ミーアキャットみたいな動物に遭遇したりしながらも40分ぐらいかけなんとか七島展望台に到着しました。
こんなに霧に包まれる機会もあまりないので貴重でした。(ポジティブ)
私が見る予定だった景色はこちらから見られます↓
下山して雨で濡れた服を乾かしながら公園で海を眺め、しばらくして自転車を返却。
昨日今日で久々に自転車乗って、おしりも痛いけど角度のある坂道で強くブレーキを握ってたので手のひらがめちゃくちゃ痛くなりました。サイクリングの域ではない…。
電動自転車もこんなに酷使されるとは思ってなかったはず。
あと、三宅島のガイドマップにサイクリングマップなるものが載っていたので、さぞサイクリングしてるひとが多いんだろうと思ってましたが全然見かけませんでした。今ならその理由がわかります。
11時 今日の出発港が三池港に決まったのでそちら方面にバスで向かいます。
バスは本数は多くないですが、旅のスケジュールに余裕があればバスでゆっくり島をめぐるのもいいと思います。(1本逃すと痛いかも…)
前払いなので、慌てるのがイヤで先に金額を調べて用意しておきましたが、バスに乗り込むと運転手さんは私に行き先を聞き、手元のファイルをぱらぱらとめくって運賃を調べていたので、とくに慌てる心配もなさそうでした。
目的地に着くと運転手さんが教えてくれるので、寝てても安心です。
沖原海岸
本当はここの目の前のgizmoさんに行きたかったけどお休みだったのでせめて近くまでと思って来ました。
休憩できるスペースがあったのでとりあえず座ってまた海を眺める。(海眺めるなあ)
この付近に遺跡もあるそうですが気づかずスルーしてしまいました。
バス停からiphoneのマップを頼りに来ましたが、マップに載っていない小道が多かったのでこの辺りに来る際は事前に調べた方がよさそうです。
海もそこそこに三池港へ徒歩で向かいます。所要時間35分くらい。
三池港
この港には待合室と自販機ぐらいしかありません。
そして定刻の13:35に出航しました。
船での上りの便はこの1本のみですが、飛行機は夕方ぐらいの上り便もあるのでもうちょっとゆっくりしたい方はそちらがおすすめです。
三宅島いろいろ注意点
- 山奥など電波が届きにくいところもあるのでスマホのマップに頼りすぎない方がいい
- 天気が変わりやすいので雨具があると安心
- 島はアップダウンが激しいので30分以上の自転車移動はきつい。車が優勝
- 行きたいお店などの休業日を確認してから旅の日程を決めるのがいい
- 道路にはぽつりぽつりと自販機があるけど山の方にはない。自販機も現金のみで1000円以下しか使えないっぽい。
- 早朝に着く便の場合、宿に送迎や仮眠を頼んでおくとスムーズ。船の到着に合わせて港からの臨時バスも出ています。
- 宿を取るときは阿古地区、坪田地区、神着地区のどこで取るか、旅の中でやりたいことやレンタサイクル、レンタカーのお店を調べて便利なとこでとるのがいいです。
あっという間の二日間でしたが、ダイナミックで迫力ある自然と綺麗な海に触れ心が洗われる素敵な旅になりました。実際に三宅島の大地に立って自分の目でその景色を見ることができて本当によかったです。
カフェは何個か行きたい場所が休業日だったり時間の都合がつかなかったりだったのでいつかまたリベンジしたいなと思います。
それと三宅島はもちろん、調べていくなかで他の伊豆諸島にも興味を持ったので、ぜひいつか他の島にも行けたらいいな~。